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【2011年BL系感想一覧ページ】

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2012年マイベストコミック。
分別つくオトナだって、
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2012年マイベスト小説。
阿木のいい意味での雑な扱いと
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加瀬のみならず心癒されました。
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榎田 尤利
2011年マイベスト小説。このシリーズを
通して読んできて、本当に良かった。
完結なのが寂しいですけれど、
また芽吹達にいつか会いたいです。
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2011年マイベストコミック。
どうということもない日常と恋、
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榎田 尤利
シリーズ3冊で2010年マイベスト小説。
この『交渉人〜』世界の住人、
ひいては世界そのものが好きです。
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2010年マイベストコミック。
『同級生』の王道がより一層
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ぜひ冬と一緒に一気読みを。
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2009年マイベストBL小説。
ワーキングの素晴らしさと
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もう別格と言ってよい2009年の
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ドロドロの執着愛なのに美しい。
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2008年マイベスト小説。
攻めに苛ついてもノンストップ、
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中村 明日美子
2008年マイベストコミック。
シンプルさの中に、これぞBL!
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榎田 尤利
2006年SS級作品のひとつ。
このシリーズは涙なくして読めません。
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剛 しいら
2006年SS級作品のひとつ。
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榎田 尤利
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BLでもっとも泣いた作品かもしれません。
生と死の難しさを考えさせられます。
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2005年のベスト2。
コメディではないのに笑えます。
何度も読み返してしまう良作。
2008年の新装版です!
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羅川 真里茂
私の人生を変えた一冊。
ゲイの哀しみ・喜びを教えてくれた一冊。
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『ストーカーはじめました。』/バーバラ片桐(桜城やや)
『ストーカーはじめました。』/バーバラ片桐
幻冬舎(2010/4)
【Amazon】

☆あらすじ
犯罪心理学者の佐倉は、高校生の頃、
好意を抱いていた同級生の上江田にストーカー行為をしてしまった。
すぐに本人に知られ、そのとき上江田に罰として口淫させられたことを
佐倉は今でも忘れられずにいる。
そんなある日、刑事となっていた上江田があるストーカー事件の捜査に
協力するよう佐倉に依頼をしてきた。まだ上江田のことが好きな佐倉は、
捜査に協力する代わりにご褒美をおねだりするが…。
・昨日は親戚の披露宴に行ってきました。(暴風雨直撃!)
 本人達を祝福するのにはまったく問題ないですし、
 (私が結婚しないが故に)帰ってこないお祝い金は
 必要経費と割り切れるからいいんですけれど、
 「まだ結婚しないのか」「いい人はいないのか」コールが苦痛。
 「しません」「いません」「仕事が忙しい」などでごまかしても、
 お酒入ると話題が無限ループなんですよね……。
 あと10年経てば収まるかなーと思いたいものです。

・そんな話はさておき、楽しいBLのお時間です。
 私にとってバーバラさんは話によってかなり好みが
 分かれる作家さんなのですが、これはアタリでした。
 いままで読んだ中でも1位・2位を争うぐらい好みです。

・この作品が面白かったポイントは、なんといっても受けの佐倉です。
 「ストーカーはじめました。」って冷やし中華並みに軽いよ、と
 誰しも突っ込むと思うのですが、夏になれば冷やし中華、
 恋をすればストーカー、そんな自然の流れのように、
 ストーカー行為を働いてしまうのです。

・単なる犯罪者じゃん、と更なるツッコミをしたくなるでしょうが、
 しかしこの佐倉、自らを受容れるために心理学を学び、
 それを生かしてストーカー犯罪のプロファイリング研究を行う
 准教授になるという、正しい昇華をしています。
 自らではどうしようもないものを受容れて、
 向かい合って生きていこうとする姿勢が共感できる!

・しかしそこまでしても抑えられない、だからこのタイトル(笑)
 そこに笑ってしまうのですが、ストーカー行為をして
 見返りに虐げられてとてつもなく幸せそうな受けと、
 言い換えれば一途な態度にほだされていき、
 元々Sっ気があってノリノリな攻めを見ていると、
 もうこの2人はこれでいいんじゃないかな、と
 思えてくるのですからフシギです。
 (「現実世界でのストーカー行為」とは別としてですよ)

・攻めもそもそも高校生のときの対応がおかしいだろ…とか、
 Sっ気発動後に人が変わるのでかなり危ないんですけど、
 当て馬がよりキ○ガイなのでソフトに見える不思議が発動します。
 まあ、割れ鍋に綴じ蓋でも幸せそうならいいですよね!


・あと、事件方面も意外と楽しめました。
 犯人はこいつだろなーと予想はつきますけれど、
 起こった犯罪とストーカー心理との食い違いの
 描写なんて、かなり納得させられました。
 ストーカーだのおっぱいミルクだの陥没乳首だのの
 インパクトが強すぎるけど、出オチにならないのは
 支える土台のおかげでしょうね。
 
・少し前(3年前)の作品ですが、軽く読みたいときにオススメです。
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 22:13 | - | - |
『花宵坂に恋が舞う』/絢谷りつこ(北沢きょう)
『花宵坂に恋が舞う』/絢谷りつこ
新書館(2012/6/8)
【Amazon】

☆あらすじ
時に激しく時に切なく、義太夫節を語る篤也。
その声を聞くと、直規は胸を締めつけられる心地がする―。
若手人形遣いの直規は、篤也の師匠・勘大夫のもとに、
ある事情から一時的に身を寄せることになった。
篤也とも一緒に暮らせば、彼の声に緊張しなくなるかも、
と思う直規だったが、桜舞う相合坂を二人で降りた夜、
胸のドキドキの正体に気付いてしまい……
・読書メーターまとめ記事などで少し書いていたのを除けば、
 普通の感想記事はなんと半年振り近くという……、
 お久しぶりです、皆様ご機嫌いかがですか?
 私は会社のボンクラーズを叱るお局様になってたり、
 ストレスの反動でゲームを大量に買い込んでしまったり、
 飲みすぎてやらかしたり、色々してました。
 皆様、NE☆GE☆ROは下手すると死ぬので気をつけましょう。
 (死ななくても翌日に死ぬほど大後悔しますしね!)

・そんなきったない話はやめて、美しいBLの話をしましょう。
 何かの折に人にすすめられて読んだこちら、アタリでした。

 三浦しをんさんの『あやつられ文楽鑑賞』『仏果を得ず』を
 読んで以来、文楽自体に興味をもっているという理由があり、
 また、人形劇なために「大夫・三味線・人形遣い」という
 役割分担がある男だけの世界という美味しい題材があるのに
 なぜ文楽を扱ったBLが無いんだ!と悶えていたのもあり……。
 文楽を舞台にしたBLというだけで、もう好印象です。
 (伝統芸能は歌舞伎とかに偏りがちなのかな?世襲でない分、
 文楽のほうがBLに向いてると思うんですけどね)

・で、その芸事部分は、世襲でない文楽の弟子の育て方や
 日々の練習風景など、若手の教育システム周りを
 中心にきっちりと描かれてありました。
 養成所だと全部のパートを勉強するなんて初めて知りました。
 なかなか面白い教育システムですねえ……、
 派手ではないですが興味深く読むことができました。

・派手ではないと言えば、舞台が華やかなのに対して
 登場人物はあまり派手ではありません。
 まあ俳優と違って主役には絶対にならないですからね。
 でも実直に努力し、迷いながらも芸に向き合おうとする姿勢が
 大変好ましくワーキングとして楽しめたのでした。


・実直さは恋愛面に関しても同じで、はんなりな関西弁で
 綴られるまっすぐな恋がウブくて心地よいです。
 関西弁ってなんでこう読んでて萌えるんでしょう。
 (こないだまで出張で2人関西の方が来ていたのですが、
 2人の会話に聞き耳立ててしまうほど萌える…。)
 篤也はもう少し手の前に口を使って説明しなはれ、とは思いつつ、
 ここぞというポイントは押さえてるので許します。(何様)

・しっとりの反面、起伏が少ないというかぶっちゃけ地味ですが、
 それが気にならないなら読まないのはもったいないです。
 1年近く前の作品ですが今さらオススメです!
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 21:48 | - | - |
『てのひらにひとつ』/夕映月子(三池ろむこ)
『てのひらにひとつ』/夕映月子
新書館(2012/8/9)
【Amazon】

☆あらすじ
経営学部生の和音は、
塾講師のバイトをしている。
そこへ社会人の日下部が、
医学部受験のために入塾してきた。
本来の志望進路もゲイである己の恋心も、すべてを諦めてきた和音。
誕生日の夜、胸にしまい込んだその秘密を、和音は日下部に吐露する。
現実的ではない夢のためにひとり戦う日下部は、ただ黙って話を聞いてくれた。
そんな年上の男に、和音の心とからだはやがて惹かれてゆき……
・明日から会社…行きたくない…行きたくない… 
 朝からずっと念仏を唱えています、こんばんは。
 皆様は夏休みいかがお過ごしでしたでしょうか?
 私はTwitterでもちらちらと呟いておりましたが、
 休日出勤と1泊2日の墓参りで休めた感じがしませんでした。
 
・あとは、3年熟成させていた魚住くんシリーズ単行本版を
 読んだくらいでしょうか。1回目に読んだときと
 印象が変わったような…自分が変わったんでしょうね。

・さてさて、魚住くんシリーズは書き始めたら
 長くなりそうなのでまた別の機会として、
 今日は夕映月子さんの2作目の感想です。
 1作目を読んで「おおこれは!」と思っただけに
 2作目がなかなか出なくてやきもきしていましたが、
 ようやく出て、しかも1作目と変わらずに面白い。
 それだけで純粋に嬉しいです。

・この方のいいところは、登場人物(カップル)が、
 ちゃんと相手を思い遣る思考を持っていて、
 それを心理描写とあわせて丁寧に書いているところです。

・前半は受け視点で付き合うようになるまでを、
 後半は攻め視点で遠距離恋愛を書かれているのですが、
 その後半で、すれ違いの1つになった誕生日の
 シーンでの描写が特にお気に入りです。
そうだ、今日はつきあい始めて最初の(彼氏の)誕生日だったのだ。
(中略)
彼は俺が自分の誕生日を――彼が大切に祝ってくれようとした日のことを、
疎かにしていたことに気付いてしまった。
祝いたいという彼の気持ちを理解していなかったことに気付いてしまった。
 すれ違いってそういう意識のズレなんですよね…
 そういうときに、ちゃんと相手の立場で考えて
 初めて「思いを遣る」なんですよね…。
 思い遣る前に拉致やゴーカンするアラブものやヤクザものの
 攻め様に爪の垢を煎じて飲ませたいものです。
 (そんなにものわかりのいいヤクザとかも微妙ですが)

・この後のどうにも拭えないすれ違いの雰囲気と
 心理描写も秀逸で、どんどんとすれ違いの差が
 大きくなってゆく過程にも頷けるのでした。

・全体的な内容としては地味かもしれませんけれど、
 言い換えれば地に足のついた等身大の恋愛で、
 とても好ましいです。私は、ディアプラスの作家さんに
 こういうのを求めているのですから……!
 バブリーとかエロは他にいくらでもありますから、
 稀有なスタイルを貫いていただきたいと思います。

・この先の2人も見てみたいな、と思う良作でした。
 そして夕映さんは作家買い確定、次も読んでいきたいです。
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 21:46 | - | - |
『龍神沼綺譚』/榊原姿保美
『龍神沼綺譚』/榊原姿保美
光風社出版 (1985/7)
【Amazon】

☆あらすじ
省吾は養父・田嶋清月を失った。
母の連れ子であった省吾は、
自分の出生に常々疑問を抱いていた。
そして、胸に椿型の痣を持つことも…。
葬儀の日、1冊の写真集を見せられた省吾は、その中に亡き母と
瓜二つの少女の姿を見つける。1枚の写真に導かれるように省吾は、
母の過去を探り、出生の謎をとくため、兄同然の駿一と
写真が撮影された北陸へと旅立つ。彼の行く手に待つものは、
いまわしい血の宿命であった。
・土曜日は自転車で江ノ島〜三浦半島へ行って参りました。
 ロードバイクに乗る人ならたいした距離じゃないんですが、
 運動不足の私にとっては、行きはよいよい帰りはこわい。
 今日は絶賛筋肉痛でのた打ち回っておりました。

・そんな状態で読んだのがJUNE初期のこちら。
 まさにJUNEでした。
 JUNEってどんなの?と言われたら、
 これをすっと差し出すのが正解です。
 血縁関係に恵まれない美少年の学生、芸術、
 オカルティックとも見える因習的社会、陵辱、
 ドロドロの執着、狂気、耽美な性描写。
 JUNEに必要な要素はほぼあると思います。

・そしてJUNE独特の、死にエンド。
 メイン2人とサブ2人(カップルとは言わない)は、
 形は違えどもどちらも死によって救済されます。
 サブ2人の終わり方は典型的とも言えるのですが、
 メイン2人の終わり方は映像的なのに幻想的で、
 畏れを感じえぬ独特の描写でした。
 バッドエンドなんて言葉では現せないこのカタルシスは絶品ですね!

・しかし、この作品の凄いところはそれだけでなく、
 物語部分のレベルがものすごく高いところかと。
 詳しくは述べませんが、省吾の故郷の描写なんて、
 これ伝奇小説?と思うばかりの質の高さです。
 これでこそ省吾に流れる血の運命に説得力が出るものです。


・JUNEとBLの違いは一言で言えないですけれど、
 このような物語としてのリアリティ、
 文学くささはJUNEに強く見られるように思います。
 どちらも大好きなのですが、こういう小説を読むと、
 もう少しBLでもラブだけに注力していない小説が
 読みたいな、と思うのでした。

・JUNE系の復刊をしていたKAREN文庫はいつの間にか
 新刊が出なくなってたから、売れないであろうことは
 わかってるんですけれどね。それでも読みたいから、
 こうして古いのを漁っては薄くアピールするのでした。

・JUNEを一度読んでみたいわ、と思う方にオススメです。
 私はハードカバーで読みましたが文庫もあります。
 どちらもマケプレで1円なので、お好みでどうぞ。


・他の作品も読んでみたいな、そういえば
 JUNE全集が積読に3冊もあったんだっけ、と
 探したら『龍神沼綺譚』も収録された全集靴ありました。
 こんなところでダブリとは……。
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 22:40 | - | - |
『不埒な夜』/砂床あい(亜樹良のりかず)
『不埒な夜』/砂床あい
アスキー・メディアワークス (2012/3/7)
【Amazon】

☆あらすじ
恋愛に晩生な研究オタクの泰斗は、
甘いマスクとセクシーな
色気の社長・将吾と恋人同士。

でも自分に自信が持てない泰斗は、研究の一環で
作ることになったラブドールを将吾そっくりに作り、
人形にばかり本音を言うようになってしまう。
急によそよそしくなった泰斗の態度に、
超恋愛体質で嫉妬深い将吾の怒りが爆発して……。

・気候の理不尽さを責めてもしかたないのですが
 花粉は飛んでいるのにくそ寒いってどういうことよ……、
 よけい引きこもりに熱が入ってしまうじゃあないの。
 こんばんは、比喩ではなく週末引きこもった私です。

・黙祷も、家で。私がしていることは、ネットオフで
 本を売るときのわずかな募金ぐらいですが、
 一日も早い復興を祈ります。

・さて、神妙になりすぎてもなんなのでテレビ東京を
 見習うとして、今日の感想本は、なんと2年越しの続編!
 続編の感想なんて思い出せないくらい久しぶりです。
 しかし全然2年も経った気がしないのは、1作目の印象が
 強いおかげでしょう。(1冊目の感想はこちら)

・コンドームに続いてラブドールとは新しい。
 2冊目だからこそできるアイテムとでも言いましょうか、
 親密な仲だからこそ型の元になる写真も撮れるし、
 「なぜ攻めがいるのにラブドール開発?」という
 問いに対しても、納得できる理由ができています。
 くっつく前だったらかなりディープな話というか、
 犯罪になるか変態になるかのどっちかですよね。
 それはそれで読んでみたい気もしますが。

・BLの続編の感想を普段書かないのは、
 幸せなカップルを読んでよかったよかった、で
 お終いになりがちなことによるのですが、
 それに加わったラブドール開発がいいスパイスでした。

・前作に続き、丁寧な開発描写や業界の話もありますし、
 ワーキングとしてもライトに楽しめました。
 超高級なものは本当に数十万するんですね。
 いやはや、世界は広くて深い。


・ただ、不満な点もあります。
 帯に「人形に犯される衝撃の3P」とあったんですが、
 人形は添い寝用で、アレはありませんでした。
 使い方としてもあくまで補助レベルであって、
 嫉妬深い将吾は人形すら参加をよしとしません。

・だんだんと見えてくる将吾の残念な性格を
 現す方法としてはとてもわかりやすくていいのですが、
 もっとこう、オートマタ的な動きで3Pになるのかと
 思いますよね?(え、そうでもない?)

・先日、衝撃的な(面白いとは言えない)4P本を読んだので、
 この程度で衝撃の3Pと言われましても。
 衝撃の度合いは人それぞれなので不問としても、
 一部は看板に偽りありなので出版社は訂正すべきです。


・それらを除けばライトなコメディとして楽しめた1冊でした。
 挿絵は裸成分が多めなので外出先ではご注意を。
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 23:06 | - | - |
『理系の恋文教室』/海野幸(草間さかえ)
『理系の恋文教室』/海野幸(草間さかえ)
二見シャレード文庫(2011/11/24)
【Amazon】

☆あらすじ
容姿端麗・成績優秀、学内のあらゆる
研究室から引く手あまたの伊瀬君が、
なんの間違いか我が春井研究室、
別名・落ちこぼれの避難所にやってきた。
おかげで雑用にもたつく私は伊瀬君に叱り飛ばされ、
怯える日々を過ごしている。しかしある日、
彼が恋文を書いているのを偶然知ってしまった私は、
その奇抜な文章につい突っ込みを入れてしまったのだ。
怖いはずの伊瀬君の初めて見た真剣な顔…。
「教えてください、春井先生」
そう言われた私は、うっかり頷いてしまい―。

・久しぶりに感想を書こうと思ったのですが、
 感想の書き方がわからなくなってました…。
 何事も変わりゆくということにしておき、
 前に合わせたりはしない方向で進めます。

・で、えーと海野さんの感想は初ですね、と
 思ってたら「八王子姫」の感想は書いていました。
 1年9ヶ月前なんてもう忘却のかなたですよ!

・さて、海野さんは、自分の中では「愛のカレー」あたりから
 「新刊は出たら買う作家」の1人だったりします。
 別格とか特別と言えるほど溺れてはいませんが、
 地に足がついているというか、現実とBLの合間を
 ちゃんと地続きで描いている人、という印象です。
 設定がトンデモ寄りであっても、しっかりとした
 到達点が見えているように思います。

・今作もどちらかとえば設定が人を選ぶものでしょう。
 三十路頃の先生ではなく、五十路手前の先生と生徒!
 オッサン萌えが無い人にはかなり難しいかな?
 (私はバッチコーイ!なのでよくわかりません。)
 しかも、オッサン萌えでもナイスミドルとかではなく、
 完璧な枯れでビビリ、天然、コミュ能力に乏しい、と
 今までどうやって仕事をこなして来れたんだか
 不思議なくらいの理系畑のダメオッサンです。

・だけど、そんな彼に一目ぼれするという伊瀬君は、
 ふたまわり上でこんなにダメなおっさんでも、
 5年間ずっと好きと言うんだから相当な変人でしょう。
 あげくのはて、「やりたい」で始まる恋文って……。
 優秀なわりに文才が伴っていません。
 いや、それで気を引けたわけですから計画通りとも
 言えますが、半分は若い男子の心情そのものですね。
 17から22ですよ?青春を(一方的に)捧げたわけですよ。
 たまるもんもたまりきってぶちまけたくもなりますわな。

・しかし、それがイロモノになっていないのは、
 枯れ具合というか、50才手前の肉体の衰えや、
 恋愛未経験だった男の弱気な性格などの的確な描写が、
 下地のほうから支えているおかげだと思います。
 伊瀬君の一目惚れのシーンも納得できるもので、
 一見地味だけど、無いと説得力がなくなるようなパーツが
 しっかりと描かれているのが心地よいです。

・草間さんの挿絵も素晴らしく、年相応なのに、
 中高年のオッサンの生々しい感触はありません。
 こちらもとても影響が大きいように思います。

・枯れたダメオッサンが好きな方にぜひオススメです。
 (……ニッチすぎる!)
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 21:04 | - | - |
『遠くにいる人』/ひのもとうみ(松尾マアタ)
『遠くにいる人』/ひのもとうみ(松尾マアタ)
心交社(2011/4)
【Amazon】

☆あらすじ
家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から
移動してきた上司の小田島達朗に恋をした。
彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、
小田島だけは止めておけと何度も言うが、
地味な治樹には華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。
そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、
特別な優しさを向けてくる。期待してはいけないと思いつつ、
治樹はその幸せを受け入れはじめるのだが…。
・すみません、今週はご無沙汰しておりました。
 一言で言えばゲーム三昧だったせいです。
 比例して本も読めず、書くこともありませんでしたっと。
 とりあえず1つはクリアしたので落ち着きそうです。
 それはまた別に雑記という形で書ければいいなと思います。

・さて、最近トンキワ方面目的以外での新人を読んでおらず、
 これはまずいとわけもわからず危機感に襲われ、
 挿絵に力が入っている(1作目が松尾さんで2作目が小椋ムクさん)
 この作家さんをチョイスしてみました。
 しかし、どこかで聞き覚えがあると思ったら、
 同人誌で読んだ事ある方でした。狭い世界です。

・商業誌では初だよ、と初志を50%果たしたところで
 感想ですが、まず、記憶の中より読みやすかったです。
 ショコラと言えど(失礼)、ブラッシュアップは
 なされているのでしょうか…それともこれがひのもとさんの
 現在の筆力なのかは知りませんが、読みやすかったです。

・で、傲慢エリート攻め×地味ブサ卑屈受けという、
 私には地雷になる可能性も高いカップリングですが、
 これが意外と受け入れられたのです。

・原因は、2つあり、まずは受けの誤解の質が違うせいかな、と。
 攻めが女の人と楽しそうに歩いてるのを見たとか、
 ちょっと避けた態度を取られたというだけで誤解し、
 「どうせ自分なんか」とぐだぐだ思い込むのが苦手なんですが、
 今回は、攻めの小田島が「受けは踏み台で本命は君さ!」と
 三津(佐倉の友人で美人系イケメン)に言うのを聞いたのです。
 誤解というか本当の話ですから、そりゃあねえ……。

・また、小田島を吹っ切るために別のだめんずに
 自分から手を出す(なにか間違った)積極性も持っており、
 「ひとりぐだぐだ思考」は少なめなのがよかったです。

・もうひとつの理由は、上記の通り、
 攻めが嫌なやつのわりに底が浅いというか、
 スマートぶった間抜けというか、歪みきれていないんです。
 (カマセになる前の初期のヤムチャのようです。)

・で、たまに挿入される彼の視点での文章が、
 本人の気づかないところで佐倉に惹かれてゆくのが
 ありありと分かる上に、傲慢な思考でも、
 子供っぽくどこかユーモラスです。
 
・こんな2人ですから、書き下ろし分の「そばにいる人」や
 SSペーパーを読んでいると、この先も意思疎通が
 あまり上手く行かなそうな気もしますが……。
 しかし似たもの同士なので、なんだかんだと
 三津に迷惑をかけつつうまく行きそうな気もします。

・あ、作品には関係ないのですが、ショコラ文庫って、
 公式で初回封入ペーパーがつくんですね。
 嬉しいですが、文庫収録ならもっと嬉しいのに……。
 (効果が高いのかもしれませんが)

・この設定で地雷にならなかったのが自分には嬉しいかも。
 次作も早いとこ読みたいと思います。
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 23:12 | - | - |
『現のヤマイ』/西条公威(烏山千歳)
『現のヤマイ』/西条公威
ヒカリコーポレーション(1996/9)
【Amazon】

☆あらすじ
母に捨てられた小学生進一が、
父との確かなきずなを感じるには、
お互いの身体を繋ぐしかなかった−−
夜毎の交歓と少年の心を綴った表題作。
支配され晒され、打たれることでしか生きられない学生の
悦楽を描いた「マスゲーム」、そのクラスへ転入した
転校生の話「ABSOLUTE BODY CONTROL」、隣家の父に
愛情を求める「夜にさえ溶けない」の4篇を収録。
・先にどうでもいいことを1つ。
絵師の名前が京王線沿線に住んだことの
ある人間には非常に気になる名前だと思いました。

・さて、会社名は「光」、レーベルは「パッション」という
 松岡○造が社長かと思うような明るい名前ですが、
 内容は西条さんらしく救いのない話でした。
 今のご時勢じゃ発禁だよ!な表紙が如実に物語っています。

・基本的に、いびつな人間しか登場しません。たとえば、
 「マスゲーム」では、嗜虐を快感に変えてしまう――
 たとえば、イジメられたら普通は嫌だと思いますが、
 その恥辱も恐怖も、すべて愉悦として受け止めてしまう少年。
 「ABSOLUTE〜」では、上記の少年を「公衆便所」扱いする
 クラス・教師全体に取り込まれ、染まっていく少年。
 表題作の、父親との歪んだ関係、そして近所の男の
 アドバイスで歪んだ信念を内に抱えるようになる少年。
 彼らはそうすることで、精神を安定させるのです。
 
・もう、読んでて怖いんです。
 何がいびつなのか分からなくなってくるところが、
 普通に見たら救いがないのに彼らが満たされているのが。
 いつのまにか彼らの価値観が、こうなっても
 状況的に仕方ないな、と思えてくるところが。
 怖いのに目が離せなくて読みきってしまうところが。

・西条作品は、自分とかけ離れている狂気を見せつつ、
 実は自分の近いところにある狂気なのかもしれない、
 いったい何が狂気で何が幸福なのかしら、と
 混乱させられ、思案させられる力が本当に凄いです。

・某動画発(だったと思いますが)「歪みねぇな」という賞賛は
 BLでは西条さんのための単語だと私は断言したい。

・そんな西条さん、9月にようやくホリーから新刊が
 出るようです。(→『造花の解体』)
 ホリー、だいぶ待たされたけどそれでもGJ!
 最近読み始めた私のような読者と違い、
 西条作品を待ち続けていたファンには嬉しいですね。

・ということで嬉しかったので宣伝コミの感想でした。
 ダークな話感想シリーズはこれ以上続けると
 精神が危うくなりそうなので、一旦休止!(笑)
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 23:34 | - | - |
『悪夢のように幸せな』/宮緒葵(水名瀬雅良)
『悪夢のように幸せな』/宮緒葵
フランス書院(2011-07-11)
【Amazon】

☆あらすじ
膝の上で食事を口に運んでもらい、
着替えさせてもらって素肌を重ねて
濃密な愛撫で親愛の情を確かめ、
その証に紅い痕を体に刻んでもらう―。
幼い頃に両親を亡くし、親戚である柊慈と暮らす一希は、彼の深い
愛情に浸り切っていた。だが柊慈の親友で暴力団若頭補佐の功に、
無自覚ながら恋心を抱き始める。そんな時、
柊慈が功を庇って負傷し、誘拐されてしまい…。
・そういえば、昨日書き忘れてしまいましたが、
 去年と同じく夏休みはダークな話というか、
 普段避けがちな重そうな本の消化を心がけています。

・ということで、夏休み1冊目感想は『堕つればもろとも』で
 インパクト・クオリティともに満足した宮緒さんの新刊です。

・2作目から3Pはチャレンジャー精神ありすぎじゃないのかしら、と
 表紙から気を回しましたが違いました。孔明の罠でした。
 この表紙こそ「3人寄らば3Pもの」というBL概念に
 慣れきった読者への挑戦だったんだよ!→な、なん(略)

・内容はダークというより攻めの『妄執』に尽きました。
 受けをひどい目にあわせて手に入れるパターンは
 ヤクザものなどでわりあい見かけるものですが、
 一希(受)の淡く無自覚な恋心とその相手・功(当て馬)の
 立場をぶち壊し、完全に一希を庇護(洗脳)下に置き、
 攻めがひとり勝ちする計画と執念は稀に見るものです。

・この柊慈、一希が洗脳から解除されて庇護の下から
 離れたがったらためらわず無理心中しそうで怖いです。
 あ、いわゆるヤンデレなのか。

・何が彼をそこまで駆り立てているかといえば、
 ぶっちゃければ幼いころの一目惚れです。
 それだけで幼児返りしてしまった一希の面倒まで見て、
 しかもそこまでやるかという疑念が少し残るものの、
 「狂気的な愛情」の発露は前作同様、強烈でした。

・人道的に問題あり、当て馬の濡れ場もがっつりありと、
 要素的に好みがはっきりする作品だと思いますが、
 一気に読ませるものがありました。
 やっぱり最近のプラチナは侮れない……。
 こういった話が好みな方はぜひどうぞ。
| [BL・小説]その他の作家・混合 | 22:43 | - | - |
『守護天使に恋して』/メアリー・カルムス
アキレス腱損傷→日常生活に問題なし
まぶたの痙攣→継続中
喉の痛み→New!

というような1週間でした。熱でも出てしまえば
会社に行けないのに、喉しか痛くないから頭はクリアで、
無理を押して仕事して終電で帰る…なんて生活を
していたら治るものも治りませんわな。
土曜日に病院で効くクスリをいただきまして、
だいぶマシになりましたが、色々連続してるなあ。
祟られでもしてるのかしら?
低空飛行でも飛んでるだけマシなんですけどね。

さて、今日の感想本はまたしても翻訳本です。
別にそれを狙ってるわけではないんですけれど、
やっぱり日本製のBLとはどこかが違う、という
新規性が私に感想を書かせるのでしょうか。
聞いても答えは返ってきませんが、早速以下感想です。

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| [BL・小説]その他の作家・混合 | 22:44 | - | - |