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【2011年BL系感想一覧ページ】

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『BANANA FISH』/吉田秋生
今日、帰りの電車の中で、本を読んでいて、
思わず「えっ!」という言葉が口から出てしまいました。
もちろん大きな声ではなかったんですけれど…驚きました。

何がって、フジミシリーズの新刊を読んでいたのですけれど、
そのなかで悠季が25歳って書いてあったもんだから……!

いや、そりゃ、そういう設定だってのは存じてますよ、
でも、「あっ、いつのまにか自分が悠季の年齢を超えてる」と
思った瞬間って、なんか驚きが隠せないんですよ!

こういう経験は、大きいものだと「のび太」の年齢を
超えていたときと、高校野球の選手達がみんな年下だと
気づいたときかな。「ずっと同じような年齢」のものを
見ていると、見始めた頃の感覚が錯覚として残るようです。
フジミも昔はそう思ってたのに…おまえもか、電柱殿下。

さて、今日はついに読んだ「BANANA FISH」です。
いやあ、面白かったよ本当に!マンガ喫茶で読みましたが、
これはいつか自宅にそろえたい本リスト入りです。
それでは、以下(も)、感想ともつかぬ駄文です。


Banana fish (1)
小学館 (1986/12/15)
【Amazon】
(読んだのはこの新書サイズ。
文庫版もあります。)


☆あらすじ
1985年、ストリートキッズのボス、アッシュはニューヨークの
ロウアー・イースト・サイドで、胸を射たれて瀕死の男から
薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに会え…」と
言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で出征した際、
麻薬にやられて正気を失ったままの兄グリフィンの面倒を
みていた彼は、兄が時々つぶやく「バナナフィッシュ」と
同じことばを聞き、興味を抱いた。殺された男を追っていたのは
暗黒街のボス、ディノ・ゴルツィネ。アッシュは男と
最後に接触した者としてディノに疑われる。
雑誌の取材でアッシュと出会った、カメラマン助手の
英二も巻き込んで事件は思わぬ展開を見せ…。

*   *   *   *   *   *

この本に限ったことではなくて、全般的な話。

世の中には感想を書きやすい本と、書きづらい本がある。
書きやすい本は、なにかが際立っている本か、
意見を言いやすい(つっこみやすい)本だ。

感想を書きづらい本も、2つある。
1つは、可もなく不可もなく、面白くもつまらなくもなく、
何も残らない本。(何が困るってこれが一番困る)
もう1つは、際立つものばかりで面白すぎる本だ。

それでもなんとか情報を取捨して書いた感想、
たとえば、「BANANA FISH」であれば、
「アッシュという少年が救済される物語」と
書けば、その情報は強く伝わるかもしれないが、
「書いたこと」以外は感想を読んでくれる人に
伝わらないのだ。(書いたことも100%完璧に伝わるわけもないし)

あらすじのようなものを書くにも、それを書いてしまうと、
未読の人にとってはあまりにもネタバレになってしまう。

すると「作品を読んでください。全てがそこにあります」と
当たり前のことしか書けないのだが、それでも、
作品から受け取るものは絶対に一致しないのだ。
伝えたいのに伝えられないジレンマである。
しかし、ゆえに、できるかぎりの言葉を
尽くして伝えたいとも思うのである。

……これじゃただのエッセイくずれの駄文である。
丑三つ時の無駄なテンションだと考えて許してください。
で、通常の感想に戻るとして、こんなに当たり前だけど
もどかしいことを考えちゃうほど、面白かったんです。

19巻(新書サイズ)もあるだけに、タイトルでもある
「バナナフィッシュ」を突き詰める展開も面白いですし、
ベトナム戦争後のアメリカを舞台にした陰謀術数、
敵味方が幾度となく入れ替わる愛憎劇、
ときおり見せつけられる残酷な暴力シーン、
その全てが複雑に絡み合って、大きな流れとなって、
読み手をどこまでも引き込んでいく力があります。

そして、なにより、生い立ちによって悪魔にならざるを
得なかったアッシュと、そんな彼を受け入れることで
救済する英二のピュアな友情。邪推する必要も
ないくらい、限りなく愛情に近い友情ですが、
永遠に一線は越えません。だがそれがいい!

もしここに、肉欲を含む愛情があったら、
もし役割的にヒロインである英二が女性だったら、
全てが色褪せます。あくまで、男同士で、
プラトニックだからこそ美しいのです。
英二の手紙は、屈指のラブシーンだと思う…素敵すぎです。


ラストは、読み手としては超展開でそれこそ「えっ!」で、
そこをなんとか、と言いたいところではありますが、
幸せそうなアッシュの顔を見るとそれも言えない展開です。
ま、その顔と心の裡を想像するに泣いちゃったわけですけどね、
恥ずかしながらマンガ喫茶で!マンガ喫茶で泣いて何が悪い!

いやあ、とにもかくにも魂を揺さぶる作品でした。
名作とよばれる作品はその理由がありますね。

未読のかたのほうが少ないと思いますが、もし未読で、
この感想でちょっとでも興味を持ったのであれば、
その何倍〜∞倍の面白さがある作品だと思って、
まず1巻を手にとっていただければ幸いです。
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