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【2011年BL系感想一覧ページ】

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ゲイの哀しみ・喜びを教えてくれた一冊。
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『月に笑う』(上・下)/木原音瀬(梨とりこ)
毎回感想の前に書いているこの駄文ですが、
今日書こうと思っていたことが意外と長くなり、
ひとつの雑記記事にできそうなぐらいになったので、
そのネタはお蔵入りにしました。

意外とこういうことは多くて、起こったことが
変わるわけではないのに、書いているうちに
それに対しての思考が変化していくというか、
「ここで改行したらこうなるからこの文が短くなるな、
ちょっと言い回しを変えてみよう、あれ、ちと違うな、
いや待てよ、ニュアンスは違うけどこっちのほうが
ほんとに言いたいことかも? となると次は……あ、
ちょっと長くなるから別記事にしよう」といった感じです。

小説もプロットと全然違う話になった、って
あとがきに書いてあったりしますけれど、
こういうことが頻繁に起こるのかなあ……。

まあ、それはさておき、展開がめまぐるしく
変化した作品が今日の感想です。



『月に笑う』(上・下)/木原音瀬
リブレ出版 (2009/12)

Amazon【上】 【下】
(この表紙デザイン、並べると凄い)

☆あらすじ
路彦(みちひこ)は、深夜の教室で、ある事件を目撃してしまう。
それ以来、事件のことを探りにチンピラの信二が
学校周辺をうろつき始めた。ひ弱な優等生と
小さな組のヤクザ――年齢も環境も大きく違う二人なのに、
知り合ってみるとなぜか奇妙な友情関係が芽生え、
路彦の未成熟な心と体に、信二の存在は
唯一の安らぎとなっていくのだが…。
二人の出会いから九年の歳月を描く超長編。

*   *   *   *   *   *   *

恋愛面のパワーバランスの変化が、木原さんの
BLの面白さだと前々から思っていたのですけれど、
2人の加齢に伴い、恋愛だけでない部分も
ぐるぐると変わっていきます。

最初は路彦の目に怖いお兄さんに映っていた信二が、
いかにもチンピラらしい短気な兄貴分だとわかり、
かと思えば友達とセフレの間をさまよう関係の
主導権を握るような攻めのようになったり、
でも本当は弱い心をもっていたり、と
変化がいつになく激しいのです。

路彦も、苛められていた中学生だったのに、
高校生になり大学生になりしっかりとしてきて、
ついには信二を飛び越した強さを持ちます。
最初の路彦を見る限り、本当に予想がつかない展開です。

ただ、思うに、カップルの片方が中学生→大学生と
もっとも人生の中で大きく変わる時期であり、
もう片方が…反対向きに弱さを露呈していったら、
恋愛以外がこれくらい変わったとしても、
無理じゃない展開だとも思いました。

なので、展開は予想通りにならないことばかりですが、
ぐるぐると変わるのはあまり気にはなりませんでした。
というか、こういった変化はむしろ好きなので、
よくこれだけ練りこんだなあ、と感嘆しました。
……さすがにめまぐるしくて疲れましたけれど。

しかし、そんな風に刻々と変わる中で、
一貫して描かれていることもちゃんとあります。

それは「どんなでもあなたといたい」ということです。
それが、どちらの視点を通しても存在していて、
その想いの強さと過激な展開を確かめたいがために、
ついついぱらぱらとページをめくってしまうのです…。
1日かからずに上下読み終わってしまいました。
もったいないけれど、とまりませんでした。恐ろしい子!


あと、エロがかなり即物的(信二の主観のせい)で、
いやに下品チックで生々しいです。ヤクザものとはいえ、
もうちょっとその、なんていうか…ロマンのかけらも
ないというか……両方の放尿シーンがあるなんて、
あんまり、というかはじめて見たかもです。

絶対に手放しで好きかと言われると難しいですが、
「ああ、木原さんを読んでいるな」という感覚を
ひしひしと味わえた作品でした。


P.S.
ちなみに表紙は、帯つきでも(↓)デザインが素敵です。
全部がこんな風に雰囲気を踏まえてたらなあ…。

中央下は汚れじゃありません
| [BL・小説]木原音瀬 | 00:57 | - | - |
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